私の婚活が成功したワケ
結婚がしたい!
恋愛だってしたい!
でも、それってなにも計画せずに突っ走ってもダメだと気がついた私。
そこで、恋愛→結婚という図式を頭の中から取り除くことからスタートした。
今までは、それほど頼りにしていなかったカウンセラーへの相談も回数を増やしたりもして。
その結果は、私はある一つの条件に執着するのをやめたのだ。
それは「相手のルックスレベル」
私のこと(歴代彼氏)を知っている友達に言わせれば
「どうした? 何があった?」
レベルの話になることは間違いない。
それほど、私が結婚相手に選んだ男性は、これまでの彼氏と違っていた。
たぶん、ほとんどの婚活初心者女子はこう思うはず。
「見た目が好みじゃないと無理です!
「見た目が好きじゃないと愛情が生まれない!」
「見た目が悪いと結婚する気にもなれないし、長続きしない!」
これはきっと正しい意見。
でも、私は50歳を目の前にして、めちゃくちゃ結婚したかった。
その理由は、自分の生活に安定と後ろ盾が欲しかったことと、私の主人ですって言える人に出会いたかったから。
結婚相談所で婚活をスタートさせて3ヶ月。
めでたく結婚相手をゲットし、私の婚活は自分で決めた通り3ヶ月で無事に終了した。
え?
誰と結婚したのか?
どんな相手を選んだのか?
どうやって成婚したのか?
では、最後に私の婚活が3ヶ月で終わった理由をお話しましょう。
私流、結婚相手の見つけ方
私は二人との仮交際が終わった後、何回かお見合いを繰り返しながら、
「もし、この先、結婚をしたいと思う人と出会って、その人がお見合い相手から結婚相手へと立場が変化したとしても、これだけは守ろう」と決めたことがある。
それはこの三つ。
1、旦那さんになってくれる人を、何よりも大切にする
2、旦那さんにとって、居心地の良い奥さんでいる
3、旦那さんにトキメキやドキドキを求めない
これを聞いて、あれ?と思った人は多いはず。
顔は好みじゃないのに、大切にできる?
顔が好みじゃないのに、居心地のよい奥さんでいられる?
(3だけはわかるような気がするという人も多いでしょう)
私の旦那さんになってくれた人は、見た目以外は理想の人。
そんなのヤダー
でも・・・
婚活のゴールは結婚すること!!
結婚相談所に入って、相手を探してお見合いをして、付き合ってみて、それから結婚。
最初に思い描いていたのは、誰もが想像するこんなプロセスだった。
もちろん、どんな人と出会い、どんな流れで結婚に至るのかは大切なことだけれど、
それよりもなによりも、最も重要なのは「結婚すること」
だって、そのために手軽だけど効率の悪いアプリをやめて、お金を払って結婚相談所に入ったんだから。
私は目的を達成するために、見た目を重要視せず、まずは相手の条件から絞っていくことにした。
50歳になって結婚をするのだし、バツイチだしというハンデは十分に理解していた。
それも考慮した上で、お見合いする相手の条件はこんなふうだった。
・子供が同居していない(さすがに、これからもう一度子育てはムリだから
)
・親の老後の面倒をみなくてよい(長男じゃないとか、すでに他界しているなど)
・年齢はあまり気にしない(10歳くらい上でもOK)
・安定した収入がある(職種問わず)
・専業主婦を希望しない人(ずっと家にいて家庭を守るタイプではないから、パートでも会社員でもいいから仕事はしたかった)
これが具体的な私が挙げた条件。
そして、お互いのポジションについては、たったひとつ。
私にべったり依存しない人(旦那さんのお母さん役はとてもできない)
とは言え、こんな条件で探しても、多くのマッチングが転がっているわけではなかった。
それに加え、今まで顔面偏差値高め+自分の好みという条件を付けていたのだから、そりゃ難しいのは当たり前なワケで・・・。
(それまでは好みの顔の男性なら、子供の同居とか、親のお世話なんて、考えていない部分もあったけど
)
そして、意識改革した私がある男性とお見合いをし、交際が始まった。
その相手は私にとって、ルックス以外は条件がパーフェクト。見た目は、ぬいぐるみのクマさんという表現がぴったりの人。
そして、このクマさんのような彼と付き合っていく中で、ターニングポイントになったのは亡くなった奥さんの話を聞いたときだった。
(この人、本当に前の奥さんのことを大切にしていたんだな)
その話をしてくれた時、私の旦那さんの顔は、すごくピュアで、優しくて・・・自分の気持ちが一気に彼に近づいていくのがわかった。
「この人となら結婚してもいいな・・・」
誰が何と言おうと、私は旦那さんを誰よりも大切にする。
もし、その人に何かあれば、全力で助ける。
幸せのカタチは人それぞれだけど、私にとっての幸せは「そう思える人と結婚する」ってこと。
そう思える男性が今、目の前にいる
そして、私はこの男性と数カ月後に入籍することになる。
そして、結婚生活へ
見た目が好みじゃないけれど、結婚相手としては理想だった男性と一緒になって苗字も変わった私。
今思えばイケメン相手にお見合いを繰り返していた私の婚活は減点法だった。でも旦那さんとの交際は加点法。
顔OK、スペックOK、収入OKから始まると、自分の望みが高くなって、少しでもイメージと違うと、あとは点数が下がっていくだけ。
逆に加点していけば、最初に大きな期待がない分、その人の良い部分をどんどん見つけられることに気がついたことが何よりも大きかったと思う。
長かったおひとり様生活も終わり、家の中に二人でいる日常にも徐々に慣れつつある今日この頃。
でも、想定していなかったことがひとつだけ。
それは「僕はそんなにベタベタするタイプじゃない」と言っていた旦那様が、実はびっくりするくらい甘えん坊だったってこと。
何かにつけて私の近くに寄ってきてはイチャイチャしようとしてくる彼。
最初に「あなたのお母さんはできない」ってはっきりと伝えているから、彼もそういうつもりではないはず。
でも、それほど嫌じゃない自分に少し驚いたりして。
新生活がスタートして、数か月。
外出する時は必ず手をつないできます。
当然、しっかり握ってあげます。
だって、大切な旦那さんですから。
え?そこにドキドキはあるのかって?
結婚したらときめいてしまうのかって?
はっきり言えば・・・ドキドキもトキメキもそれほどないかも知れません。
こんなことを言うと、必ず言われるのが
「それでいいの? 幸せなの?」
です。
でも、その答えは
「メッチャ幸せ」
私は結婚したかった。
だから私と結婚してくれた旦那さんは一番大切で、たとえどんなことがあっても最優先で守るべき人。
結婚相談所を退会してからわかったこともたくさんあります。
旦那さんと家具を見に行ったり、食器を買いに行ったり、その帰り道に食事したりするのって、実際にそうなるまでは想像できなかった楽しい時間だったし
「お見合い結婚にはトキメキもトドキドキもいらないっ」なんて思ったのは間違いだってわかった。
お見合いして、短い時間で結婚まで辿り着いても、そこから恋愛だってたくさんできるんだから。
これがたった3ヶ月で終わった私の婚活物語。