軽薄なバブル期の真っただ中でも光った不器用な婚活ストーリー。

こんにちは 十年ぶりくらいに渋谷センター街を歩いて、その変わり様に驚いたカウンセラー阿部です。

年末年始とYouTubeを見る機会が多かったのですが、オススメに突如として現れる動画を見て

「なんでこんな動画がオススメに急に?」ってこと多くないですか?

いったいどんなシステムでオススメを選んでるんだ?って疑問です。

 

で、今回はおすすめに釣られてよく見ていた動画の中にあるドラマが

 

「101回目のプロポーズ」

 

それは過去に放映された、ストーリーの一部であったり、パロディー化コントだったりするのですが、誰が何といってもTVドラマ史上に残る名作のひとつでしょう。

40代、50代の方なら、誰もが知っているこのドラマ。

1991年にフジテレビで放映されており、最高視聴率は36.7%だったとか。

そのストーリーはとてもシンプルで、モテない男がお見合いをし、断られるものの、様々な苦難を乗り越えて、最後は見事に結婚すると言う物語です。

(正確には入籍までは作中で描かれていません)

101回目のプロポーズが大人気だった1991年という年は、バブル末期ではあったものの、世の中は好景気がまだまだ続くと浮かれていた時期です。

バブルに踊らされていた日本では、ジュリアナ東京が一大ブームとなり、男は金があって当たり前の金余りニッポン。

小さいベンツやBMWが六本木カローラ、赤坂サニーなんて呼ばれていた時代です。

浮かれた時代に大ブレイクした101回目のプロポーズ。

主役はオーケストラでチェロを弾く「薫 30歳独身」と建設会社のさえない社員 「達郎 42歳独身

それぞれ浅野温子さんと武田鉄矢さんが演じています。

お二人とも初婚の設定した。

年齢を見ると12歳の差があって、生活環境も逆(笑)

現実世界でもなかなか難しい組み合わせですねショボーン

こんな住む世界が違う二人が、お見合いをするところから物語が始まります。

 

薫が親の顔を立てるために、仕方なくしたお見合い相手が達郎です。

そして、達郎はなんと薫が100回目のお見合い相手びっくりマーク

どれだけ婚活してるんだ?

100回もお見合いできることが凄い!

なんて考えちゃうカウンセラー目線てへぺろ

 

で、なにが言いたいのかというと

この達郎という男性は、めっちゃ婚活に向いているっていう話。

ドラマなので、いろんな出来事が起こるわけですが、達郎はこれでもかって言うくらい薫に振り回されれ。ドラマが盛り上がります。

・ボーナスのを全額、馬券の一点買いで見事にハズれる(薫にそそのかされて?男気を見せるためです)

・薫から結婚しないと言い切られる。

・薫が亡くなった恋人にそっくりな人と出会う。

・達郎が会社を辞める。

などなど、イベントがてんこ盛り。

そして、とどめは心をつかんだと思った薫からの婚約破棄宣言泣

当時の視聴者からは「薫の性格が悪すぎる」なんていう意見も多かったようです。

でもこのドラマを盛り上げた一番の要因は「達郎の一途な気持ち

お見合いで断られ、あなたのことは好きにならないと言われ・・・

その上、全財産を失っても、それでも達郎は薫に好きになってもらうため、そして結婚してもらうために必死で努力します。

(現実的にはお見合いでお断りされたら、その後はお互いに会うことはできませんが、うまいこと達郎と薫は再会する設定になっておりますてへぺろ

「結婚した後も、あなたのことをもっともっと好きになるように努力します!」

「僕は死にましぇーん、あなたが好きだから!」

「あたしを幸せにしてください!」

このやりとりは社会現象にもなったワンシーンですよねラブラブ

 

でも、実はこのシーンはドラマ終盤のクライマックスじゃないんですよ。

クライマックスどころか、ここから達郎の苦難がスタートすると言ってもいいほど💦

多くの方は、このシーンがドラマを象徴する場面として覚えているはずです。

 

でも阿部的にはちょっと違っていて、何気なく発する、登場人物のセリフに惹かれてしまうんです。

例えば

 

「結婚した後もあなたのことをもっともっと好きになるように努力します」

っていう達郎のセリフや、最終回で達郎が弟の順平から言われる

「かっこ悪いの通り越して、めちゃくちゃかっこいいぞ。誰もマネできねぇよな」

というひとことがそれです。

世の中のすべてが好景気に浮かれ、、軽薄なことさえかっこいいと勘違いしてしまいそうなあの時代。

そんな中で、達郎の不器用なまでの一途さは、日本中の視聴者の共感を得たってことです。

チャラ男が大量発生し、お金があればOKOK

楽しいことはたくさんあるんだから結婚とか恋愛とか真剣にならなくていい。

泥臭い一途さなんかかっこ悪いという流れの中でも、このドラマが大人気になったのは、やっぱり世の中の女性が

「全力で想われたら幸せ」

「一生懸命な男性はカッコイイ」

と思っていたから。

そして男性だって

「一途な男に憧れる」

「ドラマチックな恋愛や結婚をしたい」

と考えていたんじゃないでしょうか?

 

不器用だけど、好きな人の為にがんばる!

結婚に対して、駆け引きせずに向き合う!

 

こんな情熱的なことをされたら、世の女性の多くはキュンラブラブじゃないでしょうか?

そうはならなくても「私もこんなふうに想われたら幸せ~お願い」って考える人は多いはず。

 

101回目のプロポーズのストーリー展開は、波乱万丈でありながらびっくりするほどベタ(笑)

 

でもポイントは「達郎の想いは最初から変わらずに薫に向けられ続けていたこと」です。

 

YouTubeをきっかけに、久しぶりにこのドラマのことを思い出して考えることもたくさんありました。

誰かのことを想う気持ちって素敵です。

 

そしてリアルな婚活だって同じじゃないでしょうか?

 

お見合いで知り合ったことで、交際へと進み、そこから懸命にお互いの気持ちと距離を縮めていく。

そこに一生懸命になるから、二人の未来も見えてくるんですよ。

婚活は手を抜いちゃダメ!

少しくらいかっこ悪くても、一生懸命な気持ちはきっと伝わります!

 

結婚した後もあなたのことをもっともっと好きになるように努力します!

 

これってとっても大切ですよ照れ

気になった方はぜひ「101回目のプロポーズ」見てください。

とくに婚活中の方にはお勧めですキラキラ

感動することは間違いなしですよ!

こちらで見られます下矢印

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